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法華院 EXPRESS vol.010
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今号は今年の夏を振り返りましょう。
例年、7月は20日間ぐらい梅雨時期と重なるため、ほとんど登山者の姿を見なくなります。 (2月の厳冬期より人が少ないくらいです)。いざ梅雨があけてみると天気が安定するはずの
後半10日に九州付近に台風が交代で4つやってきました。これでは、登山をしようという気が おこりません。(山荘で怖いのはキャンセルの嵐です)。
こんな事がありました。
1日目「今、屋久島にいるんですが、台風の影響で山荘に泊まる日を1日遅らせて下さい」
2日目「今日もだめみたいですから、もう1日遅らせて下さい」
3日目「今回は宿泊をあきらめます。またの機会に東京から出直します」
4日目「どうやったら、屋久島からでれますか。このままでは会社をくびになります」
それきり、電話がこなくなりました。どうなったんでしょうか?
山の天気は平地と比べて、崩れるのは半日早く、回復は1日遅れます。
ここ10年間でも、人の少ない夏休みスタートとなりました。 変わって8月。最後の3日間を除くと、とっても安定した天気の1ヶ月でした。
朝は晴れて、午後2時間ぐらい夕立がきて、夜遅くには星空が見えてまた朝になる。 キャンセルも少なく、子供たちの多い8月になりました。
「夏山」は登山のピークに思われがちですが、近年は中高年が主体の登山ですから、 あんまり暑いと敬遠されます。それと
中学、高校のキャンプが登山者の空洞化をまねいています。短期間で山を楽しむのではなく、 「ご飯を作れ」「早く寝ろ」「山に登れ」・・・・。行事をこなすことを主とするため、楽しかった思い
出は少なく、「きつかった」「もう山は登りたくない」と言った意見が多くなり20代,30代の登山 者を見かけなくなって久しくなります。他の娯楽が増えたのも大きな要因ですが、ここ2,3年
でやっと学校キャンプの見直しが始まったくらいです。
今年の夏は親子連れが多く、子供に「もうちょっと頑張ろう」とか直接声を掛け、挨拶のルール を教え、岩場では助け合う。デジカメで写真を撮った草花の名前を山荘の本で確かめる。山に
登るのではなく、坊がつるを1日散策し川遊びをする。とってもゆっくりとした時間を楽しむ親子 を多く見かけました。こうゆう時間を過ごした子供たちは、将来、自然を大事にしていきます。
自然な環境保護活動のスタートとなります。
山荘では、昨年から小イベントを始めました。「苦汁登山」と「白馬登山」です。
苦汁登山:8月9日10日に九重連山の12座を登ります。ゆっくり登山を警鐘する山荘
の姿勢と相反するようですが、山荘スタッフと歩く事で、山のいろいろな事に
関心をもってもらう事が主眼です。歩くこと、山野草、天気等々。がんばった
ご褒美は生ビール(苦汁)の飲み放題です。子供達にも5000円の宿泊割引
を用意しています。完歩したかたには「山の鉄人認定証」をお送りしています。
昨年は30名弱、今年は48名が参加されました。あまり登らないルートも紹介
しています。昨年は立中山から大船山に抜ける縦走コースを、今年は平冶岳
山頂への直登コースと三俣山の直登コースです。
白馬登山:当山荘は昭和の時代から白馬山荘と姉妹提携をしています。きっかけは白
馬鑓温泉小屋が日本一高い所に沸く温泉小屋で、うちが九州一だったからです。
白馬館は多い年で150名くらい関東の方を当山荘に連れてきてくれます。法華
院も紹介をする事はしても、なかなか人を連れていく事ができませんでしたが、
少人数でも一緒に歩いて白馬連峰を楽しむ事にしようとゆうことで、昨年から8月
の盆明けに白馬ツアーを行うようにしました。北アルプスの入門コースで、お花
畑があり、大パノラマあり,一日中雲の上だったりとくじゅうでは味わえない景色
にであえます。雷鳥も見れたりします。10人前後でわいわい話しながらの登山です。
苦汁登山と白馬登山が剛のイベントとすれば、今年から始めた「オカリナとケーナのコン サート」は柔のイベントです。8月の25日に山荘の食堂で行いました。土で作られたオ
カリナは音域が狭いため、高さが違う4種類のオカリナと民族楽器ケーナの音色は、山小 屋にとってもあい、観客を魅了しました。プログラムでは、「荒城の月」や「坊がつる讃歌」
等、10曲の予定だったのですが、アンコールもあり合計15曲の演奏になりました。奏 者はプロの和田さん。ギターはだんなさんの片山さんでした。137名の方が参加してく
れました。
春・秋・冬と宿泊者が増えていた山荘でしたが夏の減少は止まらず、憂うここ何年間では ありましたが、登山の皆様に喜んでいただき、スタッフも楽しめるような事を企画してい
きます。どうぞ、ご支援下さい。そして、ご参加下さい。
次号はイベント詳細をお送りします。
最後に、8月末に来た台風にはやっぱり勝てませんでした。
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法華院温泉山荘 弘蔵 岳久
hokkein@arion.ocn.ne.jp
http://www.hokkein.co.jp
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